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2020/04/15

宝物に見る鹿島信仰【いばキラニュース】R2.4.15

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鹿島神宮に伝わる宝物を時代ごとに紹介する企画展が4月11日、水戸市の県立歴史館で始まりました。国宝の直刀や江戸時代の安政大地震の際に庶民の間に流布した鯰絵(なまずえ)などが展示され、それぞれの時代の同神宮への信仰の姿がうかがえます。6月7日まで。
 同神宮は、古事記などの記述に登場し国家統一の経緯に関わり重要な役割を担った武甕槌神(たけみかづちのかみ)を祭神とします。延喜式では伊勢、香取、鹿島の3社だけが神宮と称されました。
 展示では導入部で常陸国風土記の「香島郡」の項を写本原文に現代語訳を添えて紹介。続いて各時代ごとに宝物が並びます。古代の作とされる直刀は総長2.5㍍で迫力があります。源頼朝、徳川秀忠が寄進した鞍などから時の為政者に深く信仰されていたことが読み取れます。
 圧巻は26枚をそろえた鯰絵です。安政2(1855)年の大地震の際に流布した錦絵で、武甕槌神が要石で地震を起こしたナマズを抑圧する形が基本構図だが、日を追うに従って、被災で大打撃を受けた人と逆に復興需要などで得をした人と、商売や立場によって表情が変わってくる様子がうかがえます。
 企画を担当した同館の大津忠男学芸課長は「鹿島神宮のことを知ると、茨城の地が日本全体から見て非常に大事な地域であったと分かる。鯰絵からは災害があっても、考え方次第でパワーに変えていくことができる。そんなことを感じてもらえればありがたい」と話しました。
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