石岡市のいばらきフラワーパークで11月13日からイルミネーションの点灯シーズンが始まるのを前に、11日夕、報道機関向けの内覧会が開かれました。４月のリニューアルオープン後、初めての開催となる今季は「灯(とも)す～こころ休まる光～」をテーマに、従来と趣向を変えた演出で、華やかさを排したしっとりとした雰囲気が際立っています。
　25万球のＬＥＤ（発光ダイオード）がともると、秋バラが眠る夜の花園に、静かな光の海を浮かび上がらせました。園の中央に位置するレストランのエリアを中心に、ゾーンごとに異なる世界が楽しめます。この日は、星の瞬きや月影とささやき合うかのように、静かな光がさざ波を立てていました。
　長田昇園長は「上質な時間を送ってもらいたかった」と演出の意図を説明。「この２年、コロナで苦しい時を過ごしてきた人たちに、やすらぎの時を過ごしてもらえたら」と話しました。
　シーズンは来年１月10日まで。点灯は午後５～９時。初日は同４時40分から、石岡市の主催で点灯式があります。