県植物園と県民の森を一新した、国内初の泊まれる植物園「ザ・ボタニカルリゾート・林音（リンネ）」が29日にオープンするのを前に、メディア向け内覧会が18日、那珂市の現地で開かれました。新設された各施設が初めて紹介されました。 　内覧会はツアー方式で行われ、エントランスや日帰り温浴施設、カフェ、ＢＢＱ施設などを巡り、広報担当者らが概要を説明しました。最大の目玉となる宿泊施設は、四季折々の自然と融合するように、グランピングテントとコテージの計45棟が園内に点在します。 　温浴施設は、一部の風呂で常陸大宮市の温泉「ごぜんやま温泉保養センター四季彩館」からの運び湯を使用。ハーブ湯やブックラウンジなどもある。熱帯植物館は、宿泊者限定で夜になると音と光、スモークを組み合わせた約５分間のショーが楽しめます。 　同園は管理や運営を指定管理者の特別目的会社「ボタラシアンリゾート」（同市）が担います。入園料が無料となる一方、各施設で利用料がかかる。同社の牧野倫太郎支配人は「自然をたくさん感じてほしい。いつ来ても飽きない施設を目指したい」と抱負を語りました。 　27日にはオープニングセレモニーが開かれ、大井川和彦知事や先﨑光那珂市長ら約35人が出席する予定です。